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2021年11月10日 (水)

社会福祉連携推進法人制度

令和4年度から、「社会福祉連携推進法人制度」が施行されます。

社会福祉連携推進法人は、社会福祉法人等が社員となって社会福祉サービスを提供する事業者間の連携・協働を図るための取組等を行う新たな法人制度です。

現在課題となっている福祉・介護人材の確保や、法人の経営基盤の強化、地域共生の取組の推進などを協働で解決することが期待されています。

法人制度や業務について、会計に関する事項などを詳しく解説したまとめページが厚生労働省のホームページ内に開設されています。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20378.html

 私もこの新しい制度が厳しさを増す社会福祉法人の経営を考えるにあたり、どのようなことが出来るのかその可能性を研究していきたいと思っているところです

 また、研修会も企画中なので詳細が決まり次第ご案内します。

2021年9月14日 (火)

新型コロナウィルス感染症 鹿児島県の事業者向け情報

鹿児島県では、先月、8月20日からのまん延防止等重点措置の適用を受けています。

新規感染者数は一定の数に抑えられているとはいえ、病床使用率が依然として5割近くの水準にあることなどの状況をふまえて、まん延防止等重点措置の延長が決定されました。9月30日までの期限となります。

 鹿児島県の事業者向けの情報は、県HP以下のサイトにまとめられていますが、まん延防止重点措置を受けて新たに追加された事項もあります。確認しておきましょう。

https://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/covid19/jigyousya/index.html

パラリンピックを観戦して

この夏、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、終了しました。

コロナ禍での開催については疑問がありました。選手の皆様の活躍も見られて感動したからよかったね、で終わらせるのではなく開催したことによる感染状況への影響や五輪開催関連費用についての検証を多面的に行いその結果を共有化することで次世代への教訓となると思います。

それはそれとして、今回、パラリンピックを開会式・閉会式も含めて様々な競技の観戦をしっかりとTVを通じてみることが出来たのは嬉しかったです。

 特に「我々には翼がある」の開会式、「調和する不協和音」の閉会式どちらも魅力的でした。心身の状況が様々な方がともに同じ場にあって一つの舞台を作り上げている様子が充足感と安らぎに満ちているように感じられました。

 現実の社会では私たちが何らかの障害のある方と学んだり働いたりと共に活動する機会はそれほど多くありません。今は実現できていないけれど、遠くない未来にこのような社会になるにはどうすれば良いか考えるきっかけとなりました。

 「パラリンピック」という呼び名が出来たのは1964年の前回の東京大会でした。その当時は車椅子を利用する人のスポーツ競技大会だったため「パラプレジア(下半身まひ)」のパラとオリンピックを掛け合わせて通称としました。

 今ではオリンピックと並行して行われる「パラレル」のパラを意味しているとのことです。しかし、「パラレル(並行)」では、どこまでいっても両者が交わることがないということになってしまいます。

「パラリンピック」という言葉は日本で生まれたという経緯もあり、語感も良いですが、何か別の名前に、そしていずれは殊更オリンピックと分けて呼ぶ必要がなくなる時が来た方が良いのかもしれません。

 さて、今後、性別、障害の有無、国籍などの「多様性」については事業所でも重要な課題になってきますので、経営者も自らの価値観を柔軟にする必要があります。

 最近、多様性を考える良い絵本を見つけました。

 「はじまりは、まっしろな紙 日系アメリカ人絵本作家ギョウ・フジカワがえがいた願い」というフレーベル館から出版された絵本で「町のなかでも、絵本のなかでも、はだの色で人をわけてはいけません。」が惹句です。

 1960年代初めのアメリカで絵本の中に初めて白人、黒人、黄色人種の子供たちを同時に登場させた絵本作家の伝記です。1908年生まれの藤川尭(ギョウ・フジカワ)は、戦時中に家族が日系人収容所に送られるなどの体験を経ながら1998年に亡くなるまで数多くの絵本を遺しました。

 私も興味を持って「Babies」というその画期的な転機となった本を取り寄せました。ぷくぷくっとした色々な人種の赤ちゃんたちの仕草は、肌の色の違いはそれぞれの愛らしさを生み出すもとであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

 ギョウ・フジカワが取り組むまで、こんな当たり前のことさえも実現されていなかったことに驚きを感じますが、自分と異なるものを受け入れるのは本当に難しいこともわかります。

 私自身が固定的な価値観に全くとらわれていないといえば嘘になりますが、少しずつでも心の可動域を広げていきたいと思っています。

2021年9月 1日 (水)

秋の始まり。適格請求書発行事業者登録申請も間もなく始まります

八月が終わり、新学期が始まりました。

まん延防止等重点措置下でもあり、先生たちも対策に追われているようです。

 

さて、今年10月からは消費税インボイス制度導入(令和5年10月)に向けて「適格請求書発行事業者」の登録申請が始まります。

消費税は、商品の販売やサービスの提供などの取引について課税されます。事業者は、自社が売る商品の代金を消費税と共に受け取ります、一方で仕入や経費の支払いの際には、代金を消費税と共に他の事業者に支払います。この受け取った消費税と支払った消費税の差額を申告納付します。

この支払った消費税を差し引く手続きを「仕入税額控除」といい、その際に帳簿に必要事項を記載し請求書などの証憑類を保存しておくことが求められています。

 令和5年10月にインボイス制度が導入されると、「適格請求書(インボイス)等」を保存しないと仕入税額控除を受けられなくなります。つまり、要件を満たせないため支払った消費税相当額を預かった消費税から差し引くことが出来ずに納めるべき税額が多くなってしまいます。

 なお、適格請求書の記載事項は以下の事項です。

   1.適格請求書発行事業者の氏名または名称及び登録番号

   2.取引年月日

   3.取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨9

   4.税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜きまたは税込み)及び適用税率

   5.税率ごとに区分した消費税額等

   6.書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

 適格請求書の発行は適格請求書発行事業者だけが発行できます。そのためには適格請求書発行事業者となる登録が必要になり、その手続きが令和3年10月から始まるのです。

 詳しい制度の説明や登録の手続きについては国税庁に特設サイト(インボイス特設サイト 国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm)が設けられましたのでそちらをご確認ください。

 

 まだ残暑厳しいですが、気の早い彼岸花の姿を見かけました。10月もあっという間にやってきます。早めに準備を進めていきましょう。

2021年4月24日 (土)

レモンとシェイクスピア

 4月23日はシェイクスピアの誕生日です。

私にとって思い出深い書籍の一つに「ヴェニスの商人の資本論(著:岩井克人 ちくま学芸文庫)」があります。

「ヴェニスの商人」を題材に資本主義や貨幣について論じた著作ですが、大学生の時に読み「文学で経済学を説くことができるのか」と衝撃を受けました。

内容は昔も今も私には難解で十分理解しているとはいいがたいのですが、それまで文学、歴史などの人文系に興味が偏り経済学部で居心地の悪さに苛まれていたときにこの本を読み、経済学って面白いかも、と思うきっかけとなりました。

同時期に「レモンをおかねに変える法」という絵本にも出会いました。子供がレモネードを売る屋台を舞台に原料、労働、商品など経済の基礎知識を学ぶ絵本で、分かりやすさももちろんですが、「絵本」という形式で「経済」を学ぶことができる、ということに驚かされました。

これらをわずかなとっかかりとして学びはじめ、今では会計・税務を中心とした仕事についています。

 経済、会計などは難しそうとか、あまり自分に関係ない、と思われがちですが、人が社会の中で生きていく以上、経済活動と無縁ではいられませんし、経済活動が行われればそれを記録し報告する会計の知識が不可欠です。

 この経済社会でよりよく生きるための会計の基礎的な知識を、「会計リテラシー」として、昨年10月、日本公認会計士協会から『会計リテラシー・マップ』が公表されました。

会計リテラシーとは、「広く国民が社会で活躍していくための会計の基礎的な素養」と定義され、生涯の「どの段階で何を学ぶか」を分かりやすくイメージするための資料として作成されています。

 会計リテラシーが私たちの日常の暮らしや活動とどのように結びついているのか、それぞれのライフステージごとに「家計管理・生活設計」という個人や家庭に関する事項と「社会生活」に分けてどのようなことが求められているのかを俯瞰的に示しています。

 多くの人が会計リテラシーを身に付けることは、個人が経済社会を主体的に生きていくのに役立つだけでなく、適切な経済活動の維持にもつながります。

難しい、と敬遠されがちな分野ですが、私自身がシェイクスピアとレモンを切り口に学びのきっかけを得たように、分かりやすく楽しく会計や経済について学ぶことできればよいと思いますし、私も会計教育、租税教育に取り組んでいきたいと思っているところです。

2021年3月10日 (水)

社会福祉法人の事業展開など

厚生労働省の社会福祉法人制度に関する情報ページを定期的に確認しています。

最近、私が興味を持ったものをいくつかご紹介します。

< 社会福祉法人の財務会計に関するE-learning >

動画で社会福祉法人の「組織運営について」「財務会計について」「小規模法人の財務会計の事務処理体制について」が学べるようになっています。

PDFの「経理事務マニュアル」も準備されていて学びやすくなっています。

  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/shakai-fukushi-houjin-seido/index.html

< 社会福祉法人の事業展開に係るガイドライン >

 令和29月に公表された「社会福祉法人の事業展開に係るガイドライン」は、社会福祉法人の合併や事業譲渡等の手続きや留意点等を整理する観点から策定されたものです。

社会福祉法人が、地域社会において多様化する福祉のニーズに継続的に安定した体制で応えていけるように合併や事業譲渡等を通じた法人の経営基盤の強化を円滑に進めるための留意事項などを示しています。

事業展開の例として社会福祉法人間の連携、合併、事業譲渡等、社会福祉連携推進法人が示されています。

法人間連携は、複数の法人が契約等によって協力して活動することで明確な定義はなく、比較的容易に取り組むことが出来ます、社会福祉連携推進法人は令和2年の改正社会福祉法で規定され具体的な事項は今後検討が行われます。

合併と事業譲渡等は平成28年改正社会福祉法で法整備が行われました。合併は社会福祉法人同士のみで可能であり、新設合併と吸収合併があります。事業譲渡等は一方が社会福祉法人でなくても可能であり、特定の事業に関する組織的な財産(事業実施に必要な有形的・無形的な財産)をまとめて他の法人に譲渡することを言います。

 合併及び事業譲渡等に関する手続き等については「合併事業譲渡等マニュアルhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13323.html 」に詳しく記載されています。

主に会計税務に関係する留意事項として以下のような点があります。

・合併や事業譲受などによって収益規模等が拡大し、会計監査人の設置の必要性が新たに生じていないか

・報酬規程に定められている以外の役員への退職金の支出など特別の利益供与や法人外への資金流出の禁止に該当する支出を行っていないか

・租税特別措置法第40条の規定の適用を受けている法人において要件を継続して満たしているか、必要な手続きをしているか(特に、事業譲渡等の場合に対象となる資産を譲渡した場合、原則として非課税承認が取り消されるので注意が必要)

 ・国庫補助金等を受けて整備した資産が対象となる場合、有償か無償かまた、経過年数など状況に応じて受領した補助金の返還義務が生じることがありますので注意が必要

・資産・負債の引継ぎの会計処理は、合併は原則として簿価、事業譲渡等は公正な評価額、いわゆる時価となります。

 

 特に地域においては、社会福祉法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。

 今後、事業再編の計画も増えてくるのではないかと思っています。まだ、私は実際に携わったことはないですが、勉強をしておこうと思っています。

2021年2月 3日 (水)

確定申告期限延長のお知らせ

緊急事態宣言が延長されたことなどを踏まえて申告所得税、個人事業者の消費税、贈与税の申告期限が一律に415日に延長されました。

振替納税の引き落とし日も所得税が531日、消費税が524日に延長されています。

詳しくは、国税庁のHPをご確認ください。

立春大吉

今日は立春です。23日が立春になるのは124年ぶりだとか。

一年が365日ちょうどではないことが原因で一定の周期で立春の日にちがずれるという暦学上の難しいことはさておき、昨日は節分で豆を撒きました。

 豆まきの掛け声は「鬼は外 福は内」だけでなく地域ごとに様々あるそうです。

「福は内 鬼も内」と鬼をも受け入れようとする掛け声は、多様性を重んじると言いつつ一方で異端者を徹底的に排除しようとする不寛容な世相の中においてその懐の深さは貴重だと思います。

 1日の朝日新聞天声人語で紹介されていた秋田県のある地方の掛け声は「鬼は外福は内」の後に「天に花咲け 地に実なれ」という予祝の言葉を付け加えるものでした。

 辛い冬を乗り切って立春を寿ぐ言葉は今の厳しい社会で春を待ち望む気持ちにふさわしいように思います。

 天に花咲け、地に実なれ 一日も早い「春」が訪れますように

2021年1月20日 (水)

国税庁からのお知らせ(新型コロナウィルス感染症関連)

1.「国税における新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応と申告や納税などの当面の税務上の取扱いに関するFAQ」

 113日付で、個人事業者が助成金等を受けた場合の収入計上時期の取扱いが示されています。(法人税についての考え方も同様)

 コロナウィルス感染症関連の助成金について収入計上時期を一覧にした表が示されているので分かりやすいと思いますので、確認しておくとよいと思います。

 基本的な考え方として、所得税の計算上、ある収入の収入計上時期については、その収入すべき権利が確定した日の属する年分となる(所得税法第 36 条)ので、多くの助成金は「支給決定時」の年に収入計上することになります。

 ただし、助成金等が、支給要綱などで定められた特定の支出を補填するものについて必要な手続が終了しているときには、その支出と同時に助成金を支給する権利が確定していると考えられることから、その収入計上時期は、「その支出の発生時」として取り扱うことになります(所得税基本通達 3637 共-48)。

 このケースの例示として医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業の補助金におけるマスクや消毒液の購入費用や清掃委託費用などがあげられています。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/kansensho/faq/index.htm

2.在宅勤務に係る費用負担に関するFAQ(源泉所得税)

  115日付で、在宅勤務に係る在宅勤務手当の支払いや事務用品等の支給、通信費や電気料金などの業務使用分を精算する場合の課税関係をFAQ形式で説明しています。

 業務使用分の計算例などもありますので在宅勤務を取り入れた事業所では参考になるかと思います。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/0020012-080.pdf

2021年1月10日 (日)

新年のご挨拶

令和3年の仕事始めは、例年にない形で始まりました。

新年のお祓いも、拝殿に上がれる人数が限られていたので少数で行い、仕事始めの会もリモートを取り入れた形での開催になりました。

仕事始めから一週間が過ぎ、今日は、十日戎の日です。全国的に感染拡大の中、祭事は今年は縮小して行うところも多かったようですが、商売繁盛の神様である恵比寿様の縁日であってあやかりたいと思っています。

私の誕生日でもあり、新たな気持ちで精進してまいりたいと思います。今年もよろしくお願いします。

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